ロボットと三角関数(その2)

(度数法の180[度]) = (弧度法のパイ(円周率≒3.14)[ラジアン])となることから、度とラジアンの値はそれぞれ以下で変換できる。

  • [度]の値 = [ラジアン]の値 × 180 ÷ 円周率
  • [ラジアン]の値 = [度]の値 × 円周率 ÷ 180


円周率は無理数(分子・分母ともに整数である分数として表すことのできない実数)であり、小数点以下の値が無限に続くので、プログラム上では通常、近似値を用いる。

近似値を用いることで計算に掛かるコスト(処理速度や使用メモリ量など)を下げることが期待できる。よく使われるであろう近似値には、

  • 3
  • 7/22
  • 113/355

などがある。

例として(180 ÷ 円周率)をプログラム上で(60)にしておけば、割り算1回分のコストを省略できる。


(参考)