TJ3Bのシリアルを無線化(再)

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せとうちオープン2019」でシリアルの無線化について質問いただいたので、改めて無線化に挑戦してみる。
ohguma.hatenablog.com


以前のブログ記事で使ったモジュールは発見できたが、ICソケットはなくなっていた。
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同じモジュールはまだ秋月で扱いがある。

他に必要なものは、28ピンのICソケット、分圧用の1KΩ・2.2KΩの抵抗各2個、ユニバーサル基板等。


まずは、秋月のモジュール取扱説明書と「ダウンロード | 株式会社ダイセン電子工業」からTJ3B組み立て説明書を用意し、回路を確認する。

秋月のモジュールで使われているRN-42は電源等3.3Vで扱うが、TJ3Bは5V。
モジュール取扱説明書によると配線用のJ1,J2,J3に5Vの電源用の端子がないが、USB接続時にUSBの5V(VBUS)から3.3Vを供給するレギュレータが載っていることが分かるので、そのVINにTJ3Bの5Vをつなぎ、3.3Vを得る。


また、TJ3B側が出力、モジュール側が入力となる箇所は抵抗で分圧して、5Vの信号が概ね3.3Vになるよう調整する。


手元にあるモジュールでの接続は次のようになった。
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ICソケットの金具とモジュールをはんだ付けする。このタイプのICソケットならば、足から押し込むと金具を外せる。ソケットの外側が溶けないよう、金具を浮かせて作業した。CPUの足が入るように、なるべく薄くはんだ付けした。。
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ユニバーサル基板上にモジュールと分圧用抵抗を配線して、ICソケットとも接続する。
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TJ3B内蔵のシリアルポートを無効化すべく、ICソケットの17,18,28ピンは足を外に曲げておく。
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ICソケットとモジュールがつながったらTJ3BのCPUを戻す。
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TJ3Bの電源をONにすると、異常なければモジュール上の緑LEDが点滅する。
PCでBluetoothを有効にして、接続し、COMポート番号を確認する。
C-Styleの通信設定でCOMポート番号を選択、もしくは手打ちし、センサモニタを開いて、有線ケーブルと同様に各センサの動きが確認できれば、作業終了。
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