オムニホイールを安価に作る(その1)

「オムニホイール 自作」でググると3Dプリンタでの作例がたくさんあり、自分もかつて作例をブログに載せていたが、若干分かりにくい作り方をしていたので、お手伝いしているロボット教室の各メンバー向けの3D CADの練習になるような作り方をまとめてみる。 ohguma.hatenablog.com

オムニホイールは大きく次の2パーツで構成される。

  • ギヤモーターシャフトに固定されるメインホイール。
  • メインホイール上に均等配置されるサブホイール。サブホイールは自由回転する。

必要なもの

メインホイールとサブホイールは3Dプリンタで出力するが、下記は別途購入するがなるべく安価にすます。

  • サブホイールのグリップ材
  • サブホイールをメインホイール上で自由右回転させるためのシャフト
  • メインホイールをギヤモーターシャフトに固定するためのハブ。ギヤモーターシャフト形状によっては不要。

グリップ材

ホームセンターで入手が容易で安価な燃料用ホースを利用する。近所のホームセンターでは複数の穴径・外径のホースが10cm単位の量り売りをしており、30cmで100円しない値段で購入できる。利用するホースの穴径・外径に合わせて設計する。

サブホイールシャフト

百均のゼムクリップの真っ直ぐな部分をカットして利用するが、車重に耐えられない場合などはステンレス棒等に変更する。

ハブ

廻り止めのピンを通す穴の空いたシャフトへの固定には不要だが、Dカットシャフトに固定する際には金属製のハブを利用する。 写真手前がDカットシャフト。

4mmDカットシャフトだと次のようなハブが利用できる。利用するハブに合わせてメインホイールを設計する。

(続く)